「人が飛び降りたようだ」…ソウル・漢江ライブカメラに映り救助隊出動＝韓国

ソウル・ハンガン（漢江）の橋から人が飛び降り、救助隊や警察などが出動する様子がライブ放送に映し出された。

17日SNSおよびオンラインなどによると、事件はきのう午後11時ごろ、ユーチューブチャンネル「デイリーソウル漢江ライブカメラ」の放送中に起きた。

午後10時56分ごろ、ある市民が漢江の橋の上でタクシーを降りた後、橋の上で歩いたり止まったりを繰り返し、約6分後に欄干を越え漢江に飛び降りた。

すると約1分後に海洋救助隊が事故現場に出動し、5分後には救急車と警察車両が到着した。10分後には橋の下にも救急車が到着し、事態は迅速に収拾された。この様子はライブチャンネルに全て映っていた。

ある個人が運営する「デイリーソウル漢江ライブカメラ」チャンネルは2020年12月8日から開始された。現在15万人の登録者を保有する運営者は、「ソウル市ではなく個人が運営している」とし、「ライブカメラのほかに漢江の景色を楽しむための映像も掲載している」と伝えた。

一方、この場面が映し出されるとライブチャット画面には素早い救助現場を見て驚くネットユーザーらの反応が多く書き込まれた。

漢江に飛び降りた人を素早く救助できたのは、ソウル市消防災難本部が「漢江橋梁（きょうりょう）CCTV（防犯カメラ）統合管制センター」を構築し572台のCCTVで24時間モニタリングしているためだ。

これにより異常行動が感知されると管制要員に状況が伝えられ、危険な状況であれば近くの救助隊が出動するシステムだ。

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