首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)では18日、前日から降り続いた大雨により被害が相次ぎ、通勤の足が大きく乱れた。京畿道と忠清南道では河川の氾濫の恐れがあるとして住民に避難命令が下された。各地で浸水被害が発生し、主要幹線道路や地下車道が通行止めとなったほか電車の運行に影響が出るなど市民は大きな不便を強いられた。雨はしばらくの間降り続く見通しだ。首都圏などではこの日午後まで1時間に30~60ミリの非常に強い雨が降り、地域によっては1時間に70ミリの雨が降ると予想される。
◇週末も大雨続く見通し 首都圏で最大150ミリ
南側の北太平洋高気圧と北側の乾燥した空気がぶつかる中、中規模の低気圧が繰り返し通過するため集中豪雨が続きそうだ。気象庁は19日までの降水量を首都圏などで最大150ミリ、20日も最大80ミリと予想した。21日までは停滞前線が南北に上下しながら中部や南部に雨を降らせ、22日からは首都圏~江原道へと北上して雨を降らせると予想している。
◇新生児出生を公的機関に自動登録 身元隠し出産も保護へ
保健福祉部は18日、「出生通知制」と「保護出産制」が19日から実施されると発表した。医療機関で生まれた新生児は自動的に行政機関に登録され、妊娠や出産を知られたくない女性は身元を隠したまま医療機関で子を産めるようになる。
◇チェコ原発建設で優先交渉権 尹大統領も自信のトップセールス
「バラカ原発事業を見て判断していただきたい」――。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が今月10日(現地時間)、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席のため訪れた米ワシントンで、チェコのパベル大統領と首脳会談を行った際に同国の新規原発建設事業の優先交渉対象者に韓国企業を選定するよう要請しながら述べた言葉だという。2009年に韓国が受注したアラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発事業が納期順守や建設費などで他国を圧倒する競争力を見せていることを強調したものだ。受注当時はわずか3人にすぎなかったUAEの原発専門家が現在は2000人を超え、技術移転にも積極的であることを強みとして掲げた。尹大統領は優先交渉対象者選定を1週間後に控え、パベル大統領との会談を説得の場として活用し、トップセールスを展開。韓国政府はこうしたトップセールスの効果に加え、政府の安定的な原発政策、技術力とノウハウ、民間レベルの役割などがかみ合い、今回の優先交渉権獲得につながったと評価している。
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