テグ(大邱)地裁は18日、殺人の容疑で拘束起訴されたA(42歳)に対する結審公判を開いた。
検察はこの席で、Aに対し懲役20年を求刑し「10年間の位置追跡電子装置(電子足輪)の装着と、5年間の保護観察命令を下してほしい」と裁判所に求めた。
Aはことしの5月8日、母親とともに大邱にいる兄弟夫婦の家を訪問し、アパートの24階から生後11か月の甥を窓の外に投げ落とし、死に至らしめた容疑を受けている。
検察によると、精神病により入院していたAは退院後「家族が甥を苦しめて殺す」という妄想に陥り、みじめに生きていくことのないよう殺害することを決心したという。
犯行の当日は凶器まで準備していたが、周りに発覚することをおそれ殺害の方法を変えた。
Aは甥の面倒をみていた自身の母親に「私も抱っこしてみたい」と伝え、母親が席を離れたのを機に、部屋のカギを閉め犯行に至った。
現行犯で逮捕されたAは、すぐに犯行を認めたという。
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