政府の9・19軍事合意の効力停止決定で対北拡声器放送の再開はもちろん、軍事境界線一帯の軍事訓練が可能になった中、7日にキョンギ(京畿)道パジュ(坡州)の接境地域に既存の対北放送拡声器があった軍事施設物が依然としてその場を守っている。該当施設の中にメガホンが設置されたかは確認されなかった。
合同参謀本部は21日午後、「韓国軍は数回警告したように本日13時より対北拡声器放送を全戦線で全面施行する」と発表した。
北朝鮮はこの日午前から対韓国汚物風船を再び散布した。北朝鮮の汚物風船挑発は去る18日以降3日間ぶりで今年に入って9回目だ。
参謀本部は「集中豪雨のため、韓国国民だけでなく北朝鮮住民にも深刻な被害がある状況にもかかわらず、北朝鮮軍は低俗で猛烈な行為を繰り返している」と非難した。
続いて「北朝鮮軍が自行している戦線地域で緊張が高まる行為はむしろ北朝鮮軍に致命的な対価となった」とし「こうした事態の全ての責任は完全に北朝鮮政権にあることを厳重に警告する」とし、「韓国軍は堅固な韓米連合防衛態勢の下、北朝鮮軍の活動を綿密に監視しており、どの挑発にも断固として対応する能力と態勢を維持している」と強調した。
軍はこの日まで4日目、西部・中部・東部戦線に配置された固定式メガホンをリレー式で制限的に放送した。北朝鮮の汚物風船挑発再開に対し午後1時からは稼働を拡大し、前線地域全ての拡声器を同時に全面稼動させる方式に切り替えた。
対北拡声器放送は北朝鮮軍人と住民の動揺を引き出す対北心理戦手段だ。今回の放送には最近、北朝鮮外交官の脱北ニュースなどが放送されることが分かった。
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