ソウル南部地裁が同日未明、「証拠隠滅や逃走の恐れがある」として金氏の逮捕状を発付した。
検察によると、金氏は昨年2月、SMエンタの経営権を巡り対立するHYBEの株式公開買い付け(TOB)を妨害するため、SMエンタの株価をつり上げてHYBEが提示した買収価格を上回るよう操作した疑いが持たれている。カカオは昨年2月16~17日と27~28日に計約2400億ウォン(約275億円)を投じ、計553回にわたってSMエンタの株式を買い入れたとされる。昨年2月28日はTOBの締め切り日だったが、SMエンタ株の終値はTOB価格より高かったため、HYBEはSMの買収を断念した。
検察は金氏がカカオグループの最高意思決定権者として事前に株価操作計画の報告を受け、承認したと判断している。
金氏は今月18日のグループ会議で、「詳細は説明できないが、容疑は事実ではない。いかなる違法な行為も指示したり容認したりしたことはない」と述べ、容疑を否認した。
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