権議員はこの日、国会で記者会見を開き、海兵隊のパク・ジョンフン元捜査団長の法律代理人であるキム・ギュヒョン弁護士の通話録音を公開した。権議員は「党のレベルで国政調査を推進し、捜査機関に捜査を要請してほしい」と求めた。
金弁護士は、イム師団長救済疑惑を高位公職者犯罪捜査処に申告した人物だ。これをJTBCが報道する際に、イム元師団長が参加していたゴルフ会のカカオトークグループチャットの参加者でもある「ブラックパールインベスト」のイ・ジョンホ前代表と金弁護士の通話録音が公開された。イ前代表はドイチモーターズ株価操作疑惑の共犯者といわれる人物だ。
この日公開された先月28日の通話録音によると、当時金弁護士はグループチャットのメンバーである元大統領警護処の職員ソン・ホジョン氏に対し、JTBCがイム師団長救済疑惑を報道した経緯に関して、「親しい記者と酒を飲みながら、その人(イム前師団長)がこのようなことをした可能性もあると話したが、誰にも話さないようにと言った。これはただのゴシップで、本当かどうかはわからない。捜査すれば明らかになるだろう」と述べている。
金弁護士は続けて、「最近、(JTBCで)取材するよう指示が下ったようだ。これは(取材しては)いなけいと、阻止しようと努力した」と付け加えた。
金弁護士は3日、別のグループチャットの参加者である事業家チェ某氏との通話でも、「私は不適切だと意見を出したが、向こう(JTBC)から、『これは今、報道しなければならない』と強く言うので、親交もあったので、『勝手にやってくれ』と言った」と述べている。さらに、「その後、国民の力や政府が私を標的にして攻撃している。私も微妙な立場に立たされている」とした。
一方、グループチャットの参加者たちは前日、金弁護士とJTBCなどを虚偽事実の指摘による名誉毀損容疑で警察に告訴した。
権議員は、「金弁護士は自ら『ゴシップ』と軽視したその根拠のない話を酒席でJTBCの記者に伝え、JTBCは金弁護士が報道しないよう要請したにもかかわらず、独自報道を通じて救済ロビー疑惑に火をつけた」とし、「これが情報提供操作の全貌だ」と指摘した。そして、「真実が明らかになった以上、今は偽りを断罪する必要がある」とし、「金弁護士が公益通報者としてした申告を高位公職者犯罪捜査処は拒否すべきだ」と主張した。
さらに、「共に民主党との関係があったとすれば、これはJTBCと共に民主党が共同で行った『詐欺弾劾ゲート』だ」とし、「JTBCもまた捜査対象になる」と述べた。
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