昨年12月、佐渡島の金山を訪れた尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使(在日韓国大使館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
昨年12月、佐渡島の金山を訪れた尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使(在日韓国大使館提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す「佐渡島の金山」(新潟県)について、韓国が26日からインドで開かれるユネスコ世界遺産委員会の会合で登録に同意する方針を固めた。

 韓国外交部の当局者は26日、記者団に対し「困難な過程の末にようやく韓日間の合意が大詰めを迎えており、今後特別なことが起こらない限り、あすの会合で韓日間の投票による対決なしに佐渡島の金山が世界遺産に登録されると予想される」と述べた。

 その理由として、佐渡島の金山は日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた現場であり、韓国は全体の歴史が忠実に反映されなければならないとの立場を示してきたが、日本がこれを反映すると約束し、既に実質的な措置を取ったことを挙げた。

 また、2015年に世界文化遺産に登録された、長崎市の端島炭坑(軍艦島)などを含む「明治日本の産業革命遺産」とは異なり、今回は履行の約束だけでなく具体的な内容に合意し、実質的措置を引き出したと強調した。

 これに先立ち日本の一部メディアは、佐渡島の金山の世界文化遺産登録を巡り、朝鮮半島出身者が労働させられた歴史を現地で展示することで韓日政府が大筋合意したと報じた。 


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