サンフラワーは2018年に設立し、抗原や抗体などを開発するのに必要なたんぱく質の製造技術「酵母培養システム」を保有する。「酵母培養システム」はワクチンの製造工程を簡素化・短縮することで、ワクチン開発と生産の効率を高める。
とくに、灌流培養分野における独自技術を保有している。この技術を活用すれば、抗原、酵素、サイトカイン、ホルモンなど多様な微生物を安定的かつ高い割合で多品種・少量生産が可能だ。
SKバイオサイエンスは韓国のワクチン開発センター「安東Lハウス」にサンフラワーの「酵母培養システム」を導入すれば、生産効率を最大7.7倍改善できることを確認済みだ。これにより従来比で、原価をドーズ当たり88.7%削減できる。
これに先立ち両社は2023年、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの研究開発で協力していた。SKバイオサイエンスは今後、サンフラワーの株式公開時点における企業価値の最大化はもちろん、両社の技術的協力を拡大するための方針を模索している。
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