「女子高生」のパン・ヒョジン、女子10mエアライフルで新記録を樹立して決勝進出【パリ五輪】

射撃韓国代表チームのパン・ヒョジン(大邱体育高校)が射撃女子10mエアライフル予選でオリンピック新記録を樹立して、1位で決勝に進出した。

パン・ヒョジンは28日(日本時間)、フランスのシャトールー射撃センターで行われた射撃女子10mエアライフル予選で634.5点を記録し、44人の出場選手のうち、全体1位で上位8人に与えられる決勝への出場権を獲得した。

パン・ヒョジンは前回の東京オリンピックでノルウェーのジャネッテヘッグ・ドゥエスタが記録した632.9点より1.6点高い記録でオリンピック予選新記録を達成した。

43人が出場した予選は60発の合算記録(1発当たりの最高点数10.9点)で、上位8人に決勝への出場権が与えられる。

パン・ヒョジンは1シリーズで106.2点で2位に上がった後、4シリーズで最も高い106.6点で首位に立った。続けて、5シリーズでも105.9点で1位の座を守るのに成功し、安定的に6シリーズを終えて全体1位で決勝に進出した。

パン・ヒョジンは中学2年生だった2021年に射撃選手だった友人の勧めで射撃を始めた。開始から3年後に国家代表選抜戦を1位で通過してオリンピックに出場し、オリンピック新記録まで樹立した。6月のドイツ・ミュンヘンワールドカップ大会では銀メダルを獲得するなど、今大会のダークホースとして挙げられている。

前日、パク・ハジュンと出場した混合エアライフルで銀メダルを獲得したクム・ジヒョン(京畿道庁)は630.9点で9位となり、惜しくも決勝進出は叶わなかった。

パン・ヒョジンが出場する射撃女子10mエアライフルの決勝は29日午後4時30分に行われる。