28日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、前日(韓国時間)の午前2時から6時に放送されたパリオリンピック開会式の生中継のテレビ視聴率は、KBS1が1.4%、MBCが1.0%、SBSが0.6%と低迷。これは、地上波3社が合計17.2%を記録した2020年東京オリンピック開会式の生中継よりも大幅に低い数字だ。当時の視聴率は、KBS1が8.4%、SBSが4.8%、MBCが4%の順だった。
パリオリンピック開会式で示された最低視聴率は、夜明けという時間帯の問題もあるが、何よりもオリンピックへの関心の低下が大きな理由と指摘されている。YouTubeやオンライン動画サービス(OTT)など他のメディアプラットフォームの台頭も、オリンピック最低視聴率という前代未聞の事態の背景とみられる。
特に開会式のテレビ視聴率の合計が、2012年ロンドンオリンピック当時の14%、2016年リオデジャネイロオリンピック当時の20%だったことと比較すると、放送時間帯だけでは視聴率の不振を説明できない状況だ。
韓国選手団の不振も影響しており、男子サッカー代表チームのオリンピック本選進出失敗や女子バレーボール代表チームの予選敗退が視聴率に影響を与えたと見られる。野球はパリオリンピックの開催種目から外れている。
さらに、東京オリンピック当時にオンライン生中継に乗り出したネイバーは、放送権の確保も諦めた。クーパンプレーやカカオも今大会を中継していない。ネイバーとダウムは、パリオリンピックの特設ページのみを開設し、試合日程・再視聴・応援メッセージ機能を提供するだけとなった。
また、パリオリンピックの開会式で韓国代表団を北朝鮮と紹介し、オリンピック旗が逆さまに掲揚されるなど、信じられないようなミスが続出し、国際的な非難を浴びている。
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