総人口の増加は外国人がけん引した。この調査で人口に含まれるのは、国内に3カ月以上滞在するか、3カ月以上滞在する目的で入国した外国人だ。
昨年の外国人の人口は193万5000人で、前年比10.4%増加した。韓国系中国人が53万2000人(全体の27.5%)で最も多く、ベトナム人(24万7000人、12.8%)、韓国系以外の中国人(22万1000人、11.4%)と続いた。
統計庁は外国人の増加について、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)が収束して入国者が増加したことや外国人雇用許可制の拡大などが影響を及ぼしたと分析した。
一方、韓国人の人口は21年から3年連続で減少している。22年(4994万人)には4年ぶりに5000万人を割り込み、昨年は4983万9000人とさらに約10万人減少した。
年齢別にみると年少・生産年齢人口が減少し、高齢人口が増えて高齢化の加速が目立った。
15~64歳の生産年齢人口は3654万6000人(全体の70.6%)で、前年に比べ14万人減少。0~14歳の年少人口も24万1000人減り、561万9000人にとどまった。
これに対し、65歳以上の高齢人口は46万2000人増の960万9000人を記録し、1000万人の大台に迫った。
生産年齢人口100人が養う年少人口は15.4人で前年比0.6人減った半面、高齢者人口は26.3人で1.4人増えた。
総人口を地域別にみると、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)は2622万6000人で、全体の50.7%を占めた。
広域自治体(17市・道)別では京畿道が1381万5000人(全体の26.7%)で最も多く、ソウル市(938万5000人、18.1%)、釜山市(328万人、6.3%)などと続いた。
昨年の総世帯数は2272万8000世帯で、前年比1.5%増加した。
世帯人数別にみると、1人世帯の割合が35.5%で最も高く、2人世帯(28.8%)、3人世帯(19.0%)、4人世帯(13.3%)の順だった。
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