医学部増員の真実究明を求める国政調査…国民請願の同意が5万人を超える＝韓国

‘韓国政府の2000人の医学部増員政策について真実を国政調査で究明してほしい’という医学部教授たちの国民請願に5万人を超える市民が同意した。

全国医学部教授協議会（全医教協）は29日、「『2000人の医学部定員増員政策の真実を究明するための国政調査要請に関する請願』に同意した人員が5万人を超え、所管の常任委員会に回付されることになった」と明らかにした。

全医教協が24日に掲載した国民同意請願には、この日の午後3時30分時点で5万1298人が同意した。

国民同意請願はホームページ公開後30日以内に同意人員5万人を達成すると、国会関連常任委員会に回付される。

全医教協は国政調査を通じて、医学部定員増員の決定過程、医学部定員の配分過程、医師1万5000人不足の科学的実体、専攻医の司法処理過程、医学部生の休学処理禁止方針、韓国医学教育評価院の独立性侵害の試み、医学部定員増員に伴う教育環境の準備および関連予算の確保現況、専攻医・医学部生の未復帰に伴う政府の対策、医政合議体作りのための政府対策などを究明しなければならないと要求している。

全医教協は「無責任な政府政策で引き起こされた今回の事態の国政混乱と国力浪費を国会が乗り出して止めなければならない。この事態の根源的な原因を提供した医療政策決定のガバナンス問題まで徹底的に調査し、事態解決の糸口を提供しなければならない」と主張した。

続いて「政府は風前のともしびに追い込まれた大韓民国国民の健康と医学教育の現実を直視し、今からでも前向きな姿勢で事態解決に臨まなければならない。回生不能の破局を防ぐためには、今からでも増員を取り消し、真正性のある議政対話に臨んでほしい」と付け加えた。