昨年の韓国の総人口が1年前より8万人増加したことが分かった。2021年に初めて減少傾向に入った国内の総人口が、3年ぶりに増加に転じたことになる。韓国人の人口は減ったが、外国人の増加がより多く、総人口を引き上げた。

29日に韓国統計庁が発表した「2023年人口住宅総調査結果」によると、昨年11月1日現在の韓国の総人口は5177万5000人で、前年より8万2000人(0.2%)増えた。

これは外国人が増加した影響によるものだ。韓国国内に3ヵ月以上滞在した外国人の数は193万5000人で、前年より18万3000人(10.4%)増加した。新型コロナウィルスの終息と、昨年の雇用許可制の拡大により外国人の採用規模が増えた影響と分析されている。一方で、韓国人の数は4983万9000人(96.3%)で、前年より10万1000人(マイナス0.2%)減少した。

昨年、国内の15歳から64歳の生産年齢人口は人口全体の70.6%にあたる3654万6000人と集計された。生産年齢人口は2018年以降6年間減少しており、前年と比べると14万人(マイナス0.4%)減少した。それでも20代から40代がほとんどを占める外国人が生産年齢人口に寄与し、減少傾向を下げた格好だ。

65歳以上の高齢者人口は18.6%(960万9000人)で、昨年1年間で5.1%(46万2000人)増加した。そのうち85歳以上が10.5%を占めた。

世帯別に見ると、1人世帯の増加傾向が依然として続いている。1人世帯は782万9000世帯(全体の35.5%)で、1年間で4.4%増加した。

統計庁の関係者は、「傾向的に高齢者人口と1人世帯が数と割合ともに増えている」と述べ、「ただし1人世帯の増加幅は少しずつ鈍化している」と付け加えた。
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