「傘をお使いください」と張り紙をすると…案内文を破り、傘をすべて持って行った女性=韓国
「傘をお使いください」と張り紙をすると…案内文を破り、傘をすべて持って行った女性=韓国
梅雨時に傘のない商店街の人たちのために準備した無料の傘を、ある女性がすべて持って行き、ネットユーザーたちの怒りを買っている。

最近、オンラインコミュニティとインスタグラムに、‘最後まで見ると怒りが込み上げてくる’というタイトルの文章と共に短い映像が載せられた。

映像によると、美容業界に従事していると明らかにした書き込み主のAさんは「天気がはっきりしないので、(商店街の)同じ階の隣人たちに使ってもらおうと傘を置いて気持ちよく退勤した」と述べた。

Aさんは黒い傘6本を自身の事務室の前にあるエレベーターの横に置いた後、壁に‘傘が必要な方は気軽にお使いください’という内容の張り紙をした。

ところが、信じられないことがほどなくして起こった。映像によると、1人の女性が現れ、傘6本をすべて持ち去った。その後、当該女性はその場に戻ってきて、今度は壁に貼られた案内文まで破り、回収してしまった。

Aさんは「私の善意は粉々になった。モザイクの中の女性の表情には驚愕(きょうがく)した。悪魔のような笑みを浮かべていた」と述べた。映像の中の女性の顔にはモザイクがかけられていた。

続いて、Aさんは「(傘を持って行った後に)またやって来たので『元に戻そうと来たのか』と思ったが、傘立てまで持って行った。そんなことをするな」と怒りを表した。

Aさんは「監視カメラを見て『人の心というのはすべて私と同じではないんだな』と感じた。とても悔しくて泣いた。最初は、同じ事務室の人たちに使ってもらおうと一度に持って行ったのかと思った。しかし、いくら精神勝利をしてみても悔しくて理解できない」と打ち明けた。

一方、映像の中で傘と傘立てを持って行った後、案内文まで破った女性には窃盗罪と財物損壊罪が適用される可能性がある。窃盗罪は6年以下の懲役または1000万ウォン(約109万4800円)以下の罰金、財物損壊罪は3年以下の懲役または700万ウォン(約76万6360円)以下の罰金に処すと規定している。
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