「乙支演習」とは、1968年に北朝鮮の武装ゲリラが韓国に侵入した事件を機に、非常対備態勢確立のため毎年実施され、ことしで56回目となる。
ハン首相はこの日、政府ソウル庁舎で主宰した “乙支演習準備報告会議”で「北朝鮮が朝鮮半島安保に深刻な懸念を呼び起こしている」と語った。
つづけて「まず、多少形式的であった公務員の非常召集訓練は、時間を定めず実施して緊張感を高め、平時の行政体制を戦時体制へと転換する訓練も、体感を極大化する方向へと推進する」と語った。
また「昨年初めて実施した北核対応訓練を一層発展させ “北核対応住民保護本部”を運営し、政府電算網麻痺によるサイバー危機対応訓練をより深めて実施する計画だ」と説明した。
さらに「安保においては、一瞬の油断も隙(すき)も許されない」とし「演習のための演習ではなく実戦でしっかり作動するよう、非常対備力を点検する機会とする」と力説した。
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