同署の柳在ヒョク(リュ・ジェヒョク)署長は記者会見で、国立科学捜査研究院による鑑定ではアクセルやブレーキに機械的欠陥は見つからず、事故前後の運転操作を記録する「イベント・データ・レコーダー(EDR)」も正常に作動していたとして、男がブレーキとアクセルを踏み間違えたとの見解を示した。
一方、男はブレーキが固くなって踏めなかったとして、車両の欠陥による事故と主張し続けている。
警察はこの日午前、先月30日に逮捕した男を交通事故処理特例法(業務上過失致死傷)違反の容疑で送検した。
男が運転する車は先月1日午後9時半ごろ、ソウル市庁駅近くのホテルの地下駐車場を出た後、一方通行の道路を逆走して歩道に突っ込んだ。事故により9人が死亡し、7人がけがをした。
警察は車とドライブレコーダー、EDRを国立科学捜査研究院に送って鑑定を依頼したほか、事故現場周辺の防犯カメラ12台とドライブレコーダー4台の映像も分析した。
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