握手を交わす金元大統領(右)と元院内代表=4日、ソウル(聯合)
握手を交わす金元大統領(右)と元院内代表=4日、ソウル(聯合)
【ソウル5日聯合】金大中(キム・デジュン)元大統領は4日、連日行われている米国産牛肉輸入反対のキャンドル文化祭について「世界の歴史上、初めてインターネット、携帯電話を通じ直接民主主義が実現した重大な変化」だと評価した。ソウル・東橋洞の金大中図書館で、新任のあいさつを兼ね表敬訪問した統合民主党の元恵栄(ウォン・ヘヨン)院内代表らと会った席で述べたもの。趙正ソク(チョ・ジョンソク)院内報道官が伝えた。
 金元大統領は、「ギリシャ・アテネの民主主義以来初と言っても過言ではない」とし、投石もなく、ベビーカーを押している参加者などさまざまな姿で平和なデモを行っており、過去に比べデモ文化そのものが変化したと述べた。キャンドル文化祭を見ながら、国民は大変すばらしく偉大だと感じたと強調した。デモ文化の変化にはインターネットや携帯電話など情報化の役割が大きいと指摘し、自身の在任中に情報化に力を入れたことが結実したと述べた。

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 また金元大統領は、デモ参加者にはその役割があり、国会議員には国会議員の役割があると強調した。これは、民主党が国会場外での闘争を行っていることに対する懸念を示す発言ではないかと分析される。

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