民主党全国委員会は、民主党が大統領選候補選出のために前日から実施した「呼名投票」2日目の同日、ハリス副大統領が大統領選候補になるために必要な代議員票の過半数を確保したと明らかにした。
ハリス副大統領はこの日、「暫定的な民主党大統領候補指名者(presumptive Democratic nominee)になって光栄だ」と明らかにした。
ハリス副大統領はすでに代議員の99%(3923人)の支持を得ており、唯一の候補として名を連ねている状態だった。
ただ、民主党の大統領選候補の公式発表は、5日間の呼名投票が終わる5日に行われる。
これで11月5日、米国大統領選挙はハリス副大統領と共和党大統領候補であるドナルド・トランプ元大統領の対決として行われることになった。
黒人女性が米国主要政党(民主・共和党)の大統領候補になったのはハリス副大統領が初めてだ。
ハリス副大統領がはトランプ元大統領と熾烈な接戦を繰り広げている。ブルームバーグ通信は世論調査機関のモーニング・コンサルタントと24日~28日、7つの競合州(ウィスコンシン、ペンシルベニア、ミシガン、アリゾナ、ジョージア、ネバダ、ノースカロライナ)で登録有権者4973人を対象に実施した世論調査で、ハリス副大統領は4州でトランプ元大統領に優位を示した。ミシガン州では、ハリス副大統領に票を投じるという回答が53%、トランプ元大統領に投票するという回答が42%(以下同じ順)で、なんと11%ポイントの格差を見せた。アリゾナ、ウィスコンシン(それぞれ49%対47%)、ネバダ(47%対45%)では2ポイントリードした。
一方、ペンシルバニア州(46%対50%)、ノースカロライナ州(46%対48%)ではそれぞれ4ポイントと2ポイント遅れ、ジョージア州では47%の同率を記録した。7州の全体平均では、ハリス副大統領の支持率が48%で、トランプ元大統領(47%)より誤差範囲内で1%ポイント高かった。
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