「猛暑」が勢いを増す米国…「50度」を超える地域は?
「猛暑」が勢いを増す米国…「50度」を超える地域は?
米国のほとんどの地域で「猛暑」が勢いを増す中、一部の地域では「50度」を超える暑さが続いている。

米国内で暑い地域とされているカリフォルニア州のデス・バレー(Death Valley)は7月、地球の歴史上で最も暑い月を記録した。

米ワシントンポスト(WP)とニューヨークタイムズ(NYT)によると、デス・バレーの7月の平均気温は摂氏42.5度で、全世界数千か所の気象観測所でこれまで記録された平均気温のうち最も高かった。

7月中のデス・バレーの最高気温は43.9~53.9度で、7月4~12日までの連続9日間は最高気温が51.7度以上であった。

また、これまでの最高記録もデス・バレーで、2018年に観測された7月の平均気温42.3度であった。

デス・バレーでは、あまりの暑さが続いたことで人命被害も発生した。米国国立公園観測所によると、7月6日オートバイに乗りデス・バレーを走っていたドライバーが猛暑により死亡した。

18日にはある女性が熱中症で救助され、20日には裸足で砂の上を歩いていた男性が両足にやけどを負い救助された。

カリフォルニア州のモハーヴェ砂漠にあるデス・バレーは、地球上で最も暑い所とされている。

この地域は北米で海抜高度が最も低く、まわりは急こう配の山で囲まれていて、熱気が盆地に集まるようになっている。

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