「本当に好きだった」...女子中学生を40回性的暴行した30代が懲役8年=韓国
「本当に好きだった」...女子中学生を40回性的暴行した30代が懲役8年=韓国
受講生である女子中学生を40回にわたって性的暴行を加え、性搾取物まで製作した塾講師が控訴審でも懲役8年を宣告された。

韓国法曹界によると3日、クァンジュ(光州)高裁チェジュ(済州)第1刑事部は最近、児童・青少年性保護法違反(偽計などわいせつ)などの容疑で起訴された30代のA被告にこのように宣告し、120時間の性暴行治療プログラム履修、10年間の児童・青少年・障害者関連機関での就職制限、5年間の身元情報の公開も命じた。

A被告は昨年7~10月、ある塾で英語教室の講師として働き、受講生Bさんを車や宿泊施設などで40回余りにわたってわいせつ・姦淫した。また、Bさんと性関係の姿を撮影し、児童・青少年の性搾取物を製作した疑いで裁判にかけられた。

当時、A被告は学校暴力と家庭不和を経験して、情緒的に不安定な状態だったBさんに親切に接して信頼を築いた。その後、Bさんが自分に依存する傾向を見せることを利用して性関係を結んだ。

控訴審裁判所は「威力による性暴行の量刑基準を見れば、第一審の判断は正当だ」と明らかにした。

これに先立ち、捜査機関はBさんがA被告からガスライティング(他人の心理や状況を巧妙に操作し、他人に対する支配力を強化すること)を受けて、性的関係を持ったと判断した。A被告はBさんが自分から離れようとすると、性搾取物で脅迫したりもした。

A被告は第一審裁判の過程で「威力を行使しなかったし、本当に好きだった。恋愛したもの」と主張したが、裁判所は受け入れなかった。

第一審裁判所は「精神的に不安定な状態だった被害者を孤立させ、好感を持たれると懐柔して圧迫し、結局性関係を拒否できないようにした」とし「単純に心理的に手なずけるだけでなく性的接触を拒否すると、せきたてるなどの威力を使って加虐的な性的欲求を充足した」と批判した。
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