秋慶鎬、国民の力院内代表
秋慶鎬、国民の力院内代表
国民の力(与党)は4日、共に民主党などの野党が‘全国民25万ウォン(約2万6945円)支援法’(民生回復支援金支給特別措置法)と‘黄色い封筒法’(労働組合・労働関係調整法)を強行したことに対し、多数党の立法暴走だと強く批判した。

チュ・ギョンホ(秋慶鎬)国民の力院内代表はこの日、フェイスブックで2つの法案をそれぞれ‘現金ばらまき法’と‘違法ストライキ助長法’と規定し「私たちの経済を亡ぼす悪い法だ。大統領再議要求権の行使件数を増やし、弾劾扇動に悪用するという術策である」と厳しい忠告をした。

共に民主党が22代国会第1号党論法案として発議した25万ウォン支援法は、国民の力のフィリバスター(無制限討論を通じた合法的議事進行妨害)にもかかわらず、2日に野党単独で国会を通過した。黄色い封筒法も5日、同じ方式で処理される見通しだ。

朱院内代表は「違法ストライキ助長法はムン・ジェイン(文在寅)政権でも違憲の素地が大きいということを知り、推進をあきらめた法だ。現金ばらまき法もやはり違憲的な法であり、効果は小さく副作用が非常に大きい政策である」と指摘した。

さらに「無責任な弾劾政治はもうやめなければならない」と共に民主党に促した。

国民の力は先月5日に始まり、前日に終了した7月の臨時国会に対し「始まりから終了するその瞬間まで、巨大野党の議会暴挙は一時も止まらなかった」と批判した。

チェ・スジン(崔秀珍)首席報道官は論評で「国民の力は非道な巨大野党に対抗して無制限討論を続けたが、そのたびに国会議長が強制終了、野党の単独・強行処理は手順のように続いた。なぜ、政権を握っていた与党だった時に処理せず。今になって暴走するのか」と指摘した。

また、「イ・ジェミョン(李在明)前代表の『司法リスク』防弾に閉じ込められ、立法独走と弾劾、報復性特検、国政調査まで自分たちの政略に悪用している。再議要求反復の狙いでその責任を政府・与党に回そうとする姑息なやり方なら、これにだまされる国民はいない」と強調した。

続いて「今の巨大野党の行動は多数の横暴に過ぎず民主主義ではない。現実を直視し、失われた理性を取り戻せ」と促した。

チョ・ジヨン(趙志娟)院内報道官はフェイスブックで「共に民主党の立法暴走に対抗して長時間、本会議場に立つしかなかったが、国民を見るのが恥ずかしくて申し訳ない気持ちだ。22代国会が1日も早く国民生活の懸案を巡り、膝を突き合わせてほしい」と述べた。
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