4日の午後5時28分、ソウル市ソンドン(城東)区のソウル地下鉄2号線ソンス(聖水)駅の2番出口前。電動キックボードで移動していたAさんがヘルメットの未着用で警察に検挙された。電動キックボード利用者の無免許運転やヘルメット未着用、2人乗り、飲酒運転などは法律で禁止されている。警察は「Aさんは運転免許は所持していた」としながらも「ヘルメット未着用で反則金2万ウォンを課した」と説明している。
ソウル市城東・ヨンサン(龍山)・カンナム(江南)警察署はこの日の午後2時から自転車と電動キックボードを使用した暴走行為に対する取り締まりを行っている。最近、タルンイや電動キックボードなどに乗り、歩道を猛スピードで走行し、歩行者の進路を妨害していることに対応するための措置だ。特に「タルンイ暴走族連盟」はこの日、SNSに午後6時から集結し、聖水から龍山まで往復するとの書き込みをアップロードした。
タルンイ暴走族連盟は2023年9月24日からSNSにソウル市内の歩道と車道でタルンイや電動キックボードなどに乗って人々の間を猛スピードで疾走する映像を映し出した。歩行者の間をギリギリで通り過ぎながら、取り締まりするために追尾する警察をあざけるような動画が約70点公開されている。このアカウントのフォロワーは約3100人に達する。
この日、聖水駅付近には機動隊21人と城東署の交通課職員8人が配置され、パトロールのため二輪車2台が配備された。この他にも龍山区のチャムスギョ(潜水橋)北端と江南区の商店街前など、計3か所で一斉取り締まりが行われた。
イーデイリーがこの日の午後5時から7時30分まで聖水駅前で同行取材した結果、タルンイ暴走族連盟は検挙されなかった。タルンイ暴走族連盟のインスタグラムにも集結予告文は書き込まれていない。
しかし、電動キックボードなどにヘルメットなどを着用しないで乗る市民は依然としていた。この日の夕方、電動キックボードに乗っていた男性がヘルメット未着用で反則金2万ウォンを課された。続いて外国人2人がヘルメット未着用で警察から指導を受けた。警察は「外国人の場合は規則を知らなかった可能性が高く、最初は指導措置とする」と説明している。
市民らは電動キックボードなどの利用について不満を訴えている。大学生のチョンさん(26)は「電動キックボードやタルンイが突然歩道に現れてびっくりすることが多い」と話し「タルンイ暴走族まで登場しているというので、警察がきちんと取り締まりをしてほしい」と語った。
警察は「歩道の通行など道路交通法に違反した場合、現行犯で検挙し反則金を課する」とし、「市民の不便と交通事故の危険性が予想される集団行動に参加しないよう要請する」としている。
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