「自殺率1位」一日37人→41人…ことしに入り10%増=韓国
「自殺率1位」一日37人→41人…ことしに入り10%増=韓国
韓国の自殺率が世界最高を記録する中で、ことし5月まで、自殺による死亡者が昨年同期間比10%ほど増えたことが調査された。

6日、韓国保健福祉部はソウル市中区ウェスティン朝鮮ホテルで「第7次生命尊重政策民官協議会」を開催した。

今回の協議会では、昨年から最近までの自殺動向と、これに対応する政府の政策が報告された。

福祉部によると、ことし1月から5月まで、自殺による死亡者数は合計6375人で、昨年同期比10.1%増加した。 2023年、全体の自殺者数の暫定値は1万3770人だった。

政府は新型コロナウイルス事態後、社会的孤立と経済難、憂うつ・不安増加などの要因が自殺者数の増加に直接または間接的に影響を及ぼしたと分析した。

昨年末、有名人の自殺死亡事件以後、7~8週間にわたり模倣自殺が増加したことも上半期増加に影響を及ぼした。

韓国の自殺者数と自殺率は、2013年の死亡者数1万4427人、人口10万人当たり28.5人を記録した後、2022年までは減少する傾向だった。

だが昨年、自殺者暫定値1万3770人は、前年より864人(6.7%)増加した数値だ。これは2020年以降、最も高い死亡者数だ。

韓国の自殺率は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い水準を維持している。

統計庁によると、2020年の年齢標準化人口10万人当たりの自殺率は24.1人だった。 OECD平均(10.7人)の2倍以上で、唯一20人を上回った。 2位リトアニア(18.5人)とは5.6人の差があった。

協議会は、ことしの総自殺者数が昨年より増加する深刻な状況が予想されるにあたり、自殺予防の主要推進課題と民・官協力内容を共有した。

政府の主な推進課題は、自殺予防実践メッセージの広報、模倣自殺防止のための報道環境改善、自殺予防教育義務化、自殺未遂など高リスク群の発掘の強化などだ。

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