ハンコムが顔認証で日本市場開拓へ、現地スタートアップとも提携=韓国報道
ハンコムが顔認証で日本市場開拓へ、現地スタートアップとも提携=韓国報道
ハングルとコンピュータ(ハンコム)が、韓国の金融人工知能(AI)企業イノフィン(Innofin)、日本のAIフィンテックスタートアップ、アルコズ(Alqouz)と提携し、日本の金融市場に進出すると発表した。

これによりハンコムとイノフィンは、ハンコムの大株主のうちの1社である、スペインのフェイスフィー(FacePhi)によるAI生体認証ソリューションを、日本の金融機関に提供する。

フェイスフィーはとくに、顔認証のなりすましを防ぐアンチ・スプーフィング性能に優れているという評価を得ている。人が顔を動かして認証するアクティブ判定ではなく、顔正面の画像だけで本人を認証するパッシブ判定を適用している。このアンチ・スプーフィング技術は国際的な品質保証の第三者機関であるiBetaからレベル2の認証を受けた。

アルコズは、世界的な投資銀行(IB)出身者が中心となって設立した企業だ。またイノフィンは日本の証券会社などの金融機関に、金融AIアルゴリズムを提供している。ハンコムはアルコズによる日本国内のネットワークと、イノフィンの日本市場での経験を活用する方針だ。

またフェイスフィーの技術で、日本の金融市場におけるシェアを拡大。持続的な研究開発とマーケティングを通じて、顔認識技術の適用範囲を金融から日常生活へも拡大していく。


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