提携によると大企業のFCは毎年、前年度末時点の店舗数の5%以内の範囲で新規店舗を出店できる。新規出店場所は首都圏の場合、中小店舗から400メートル離れた場所とされ、従来の500メートルから規制が多少緩和された。
同委員会は、製菓店業中小企業適合業種の認定を始めた2013年から、製菓店行共生提携に至る2019年まで、パン店を運営する事業者数が1万3577社から2万8070社へ増加したと説明している。このため同提携は、5人未満の小規模店舗の売り上げ改善に効果があったとみる。
一方、規制緩和が市況に変化を与えないとの見方もある。オンラインやコンビニ、コーヒー店など、多様な流通チャンネルが製菓店レベルの製品を販売し、消費形態が多様化しているためだ。
業界の関係者は「出店制限距離が100メートル緩和されても、小規模店舗の増加に大きく影響はしない」と述べている。
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