韓国の証券会社19社は、米国株市場の時間外取引(韓国時間の午前9時から午後5時)について、米ブルーオーシャンと契約を結び、「昼間取引」の仲介サービスを提供している。
ブルーオーシャンは、5日にグローバル株市場の急激な変動性により、投資家の注文が集中したため、韓国時間で午後2時45分以降のすべての取引を一方的にキャンセルした。これにより、注文自体がキャンセルとなり、昼間取引株の売買によって発生した損失や利益もすべて抹消処理された。同社は、6日の休場後、7日に29の上場指数ファンド(ETF)の銘柄についてのみ取引を再開した。
金融監督院は、「アジアの投資家が主顧客のブルーオーシャンの取引システムが、注文量の急増により処理限度を超えて障害が発生した」とし、「追加銘柄の取引再開は現在不明な状況」と述べた。
韓国の証券会社は、取引キャンセル後、現地のブローカーやブルーオーシャンに確認し、キャンセルされた取引を選別。投資家ごとの保証金を再計算するなど、口座を元の状態に戻した後、注文受付を再開した。これに要した時間は証券会社ごとに差があり、注文受付の再開時点も会社ごとに異なるという。
この日の午後3時まで、金融監督院には、この問題に関連して合計109件の苦情が寄せられた。
金融監督院は、「今回の事例は、現地の代替取引システムのシステムエラーによる一方的な取引キャンセルによって発生したもので、国内証券会社の責任を断定することは困難」としながら、「証券会社と投資家との間での調整を優先的に進め、投資家の不満を最小限に抑える計画」と発表した。
さらに、「昼間取引は、1つの代替取引システムで韓国投資家の全取引量を成立させるという点で、投資家も特に注意が必要だ」とし、「海外株投資の安定性が高められる方策を検討する」と付け加えた。
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