国会国防委員会の全体会議に出席した申源湜国防部長官=8日、ソウル(聯合ニュース)
国会国防委員会の全体会議に出席した申源湜国防部長官=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は8日、国軍情報司令部所属の軍属が軍情報要員の個人情報など軍事機密を流出させた事件と関連し、「情報業務に大きな空白は生じていない」と述べた。国会国防委員会の全体会議で与党議員の質疑に対し答弁した。

 申氏は「ほとんどが正常化した」とし、「しかし今回のことをきっかけに全般的な改革や後続措置を強く進める考えだ」と述べた。

 そのうえで、国軍情報司令部を巡る不祥事について国民に向け謝罪した。

 韓国情報機関の国家情報院は6月、国軍情報司令部所属の軍属が機密情報を流出させた状況を確認し軍に通知。国軍防諜司令部が捜査に乗り出し、北朝鮮関連の諜報活動に従事する要員の個人情報などが中国人の手に渡ったことを確認した。

 国軍防諜司令部は8日、この軍属を軍事機密を流出させた疑いで送検したと明らかにした。 


Copyright 2024YONHAPNEWS. All rights reserved. 40