学生たちは4日から28日まで、南西部・光州の全南大で国際サマースクールプログラムに参加する。平日の午前中は韓国語の授業を受け、午後には韓服(韓国伝統衣装)体験や茶道体験、扇子や韓国料理作りなどさまざまなテーマで現場学習を行う。
全南大日語日文学科の学生たちと、韓日間の文化の違いなどについて討論する時間も設けられている。
学生を引率する韓国出身の申景浩(シン・ギョンホ)教授は7日、ソウル市内のホテルで聯合ニュースのインタビューに応じ、「日本人が韓国を正しく理解するのに韓国での研修が大きな役割を果たしている」と語った。
申氏は国士舘大の講師を務めていた1999年に学生6人を率い、漢陽大で初めて韓国研修を行った。その後、国士舘大と協定を締結した韓国の大学は高麗大、東義大、安東大、全南大と合わせて5校に増えた。来年上半期には祥明大と協定を結ぶことも検討している。
申氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)期間もオンライン形式で研修を行った。参加した学生の数は25年間で約5000人に上る。
国士舘大は、サッカー・ワールドカップ(W杯)が韓日共催された2002年に21世紀アジア学部を新設。日本で韓国語と韓国文化の拡散に努めてきた申氏を教授として任用した。韓国人教授は申氏が唯一だ。
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