ソウル市は9日、電気自動車(EV)が燃える火災が相次いでいることを受け、バッテリー残量が90%を超えたEVの共同住宅の地下駐車場への入庫を禁止するなど、過充電防止に向けた対策を推進すると発表した。満充電に近いEVの入庫を防ぐことで、万が一の火災を予防するのが狙い。EVの火災は外部からの衝撃、バッテリーの欠陥など原因はさまざまだが、過度な充電も主な原因として指摘されている。
◇新型コロナ入院患者が4週間で6倍に急増
新型コロナウイルス感染症による入院患者の数が4週間で約6倍増えるなど、全国で感染が拡大している。防疫当局は、新型コロナの治療薬の供給量を増やし、自己検査キットの需給状況を綿密に把握する一方、国民に咳エチケットや手洗いなどの予防規則を順守するよう呼びかけている。疾病管理庁によると、保健福祉部、食品医薬品安全処、行政安全部など関係官庁合同による対策会議が8日に開かれ、流行動向の共有や対応策の点検などが行われた。
◇解放記念日式典 一部独立運動団体が欠席か
独立運動を象徴する独立記念館(忠清南道天安市)の館長に金亨錫(キム・ヒョンソク)氏が任命されたことに反発し、政府が8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせて開く式典に「安重根義士記念事業会」など一部の関連団体が式典に参加しない意向を示した。25の関連団体でつくる「抗日独立先烈宣揚団体連合」が聯合ニュースの取材に対し明らかにした。同連合は金氏について、植民地時代に発足した大韓民国臨時政府と独立運動を認めない典型的な「ニューライト(新保守)」の思想の持ち主などと非難している。
◇新駐日韓国大使が着任 「揺れない韓日関係構築が使命」
韓国の朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使が9日、日本に着任した。朴氏は羽田空港で記者団に対し、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、両国首脳の強い信頼関係を土台に韓日関係が新たな時期に入っている」として、「揺れない韓日関係、後退しない韓日関係をつくることが私の使命」と述べた。
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