金氏は、平安北道義州郡の水害地域を訪問した2日目の9日に、被災者らの前で演説。「手がつけられなかった」「なかなかお役に立てず、申し訳ない」と述べ、被災者らに深く詫びた。
金氏は、演説の相当部分を韓国の批判で費やした。鴨緑江の氾濫で大規模な人的被害が発生したとする韓国メディアの報道を批判し、「汚らしいゴミ国家のメディア報道」と表現し、「謀略宣伝」「重大な挑発」「侮辱」と述べた。韓国メディアが「狂ったように騒いでいる」と非難した。
金氏はさらに言葉を強め、「韓国のゴミども」「敵をなぜ敵と言い、なぜゴミと言うのか」と韓国を4回も「ゴミ」と呼んだ。
金氏が鴨緑江流域の水害に関する韓国の報道に不快感を示したのは、これが2回目だ。
金氏が2日に被災者救出に功績を挙げた空軍のヘリコプター部隊を祝賀訪問した際、「今、敵のゴミメディアは、我々の被災地域の人的被害が1000人または1500人を超えると推測される」と報道しているとし、韓国がねつ造された情報を広めていると批判した。
これまで韓国に対する非難は、朝鮮労働党の副部長であるキム・ヨジョン(金与正)氏や担当機関の名のもとに発表されることが多かった。韓国メディアを直接言及し非難した金総書記の行動は異例のことだ。
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