尹大統領と李元大統領は12日、ソウル市ヨンサン(龍山)区の大統領官邸で夫婦同伴での晩餐を行った。この席には李明博政権で大統領府政務首席を務めたチョン・ジンソク元大統領室秘書室長も同席した。
2022年に李元大統領が恩赦されて以降、李元大統領は2023年に尹大統領の父親の葬儀に参列している。ただし、公式の場で2人が会うのは今回が初めてだ。この日の晩餐会は、尹大統領の提案により行われた。
この日の晩餐会では、原発の輸出が話題に上ったものとみられる。韓国水力原子力は先月、チェコ原発の優先交渉の対象者に選定された。韓国が国産原発を輸出するのは、李政権時代の2009年にアラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発を受注して以来、15年ぶりのことだ。大統領室の関係者は「原発輸出の礎を築いたのは李元大統領だ」と述べた。同関係者は、「尹大統領と李元大統領は与党の和合についても話し合うものとみられる」と伝えた。
尹大統領は昨年末にもパク・クネ(朴槿恵)元大統領を官邸に招待している。存命中の元大統領3人のうち、ムン・ジェイン(文在寅)元大統領はまだ龍山の大統領官邸を訪れたことがない。
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