韓国防衛事業庁は14日、軍事偵察衛星1号機が国防部から戦闘用に適合するとの判定を受けたと発表した。
同衛星は昨年12月、米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられ、これまで宇宙環境でテストが行われていた。
1号機には可視光を撮影する電気光学(EO)センサーと赤外線を検出して映像を生成する赤外線(IR)センサーが搭載されており、夜間にも物体識別が可能だ。
防衛事業庁は「衛星1号機はわが軍初の独自の監視偵察衛星で、わが軍が望む時間に望む地域を撮影でき、世界最高水準の解像度で各種標的を精密に分析することができる」と説明した。
軍は今年4月、高性能の合成開口レーダー(SAR)を搭載した2号機の打ち上げに成功し、今年下半期中には3号機を打ち上げる計画だ。
防衛事業庁の担当者は「軍は迅速な兆候の監視および早期警戒警報のための超小型衛星システムも開発中」とし「軍独自の監視偵察資産の能力を極大化し、北の衛星に比べ圧倒的優位を維持する」と話した。
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