14日、ソウル交通公社によると、蚕室駅の竹島の模型は今月8日に撤去された。安国駅の竹島の模型は12日撤去された。シチョン(市庁)駅、イテウォン(梨泰院)駅、キンポ(金浦)空港駅など3か所に設置された模型はまだ残っている。
竹島の模型が地下鉄の歴史に登場するようになったのは14年前にさかのぼる。竹島領有権を主張する日本の歴史歪曲(わいきょく)を批判する声が高まった2009年、ソウル市議会は「独島を守るためのソウル市対策策定要請決議案」を設けた。
翌年、当時ソウルメトロ(現ソウル交通公社)は、カンナム(江南)デザインモデルが製作・寄贈した竹島の模型を、蚕室駅と市庁駅、チョンノサムガ(鍾路3街)駅、梨泰院駅、金浦空港駅など5ヶ所に設置した。その後鍾路3街駅に設置された模型は、安国駅に移された。
設置当時、ソウルメトロは「多くの人が独島問題に関心を持つよう、利用者が多い乗り換え駅に設置した」と明らかにした。
15年目を迎えた模型が突然撤去された理由について、ソウル交通公社は、安全のための先制的対策という立場だ。他の地下鉄駅も同様、安全上懸念される模型および施設物撤去を検討する状況だということだ。
しかし、幅1.8m、長さ1.1m、高さ0.9mの竹島模型が15年間特に問題なく設置されてきたことから、ソウル交通公社の立場を理解しがたいという反応もある。設置当時、多くの人が見られるように人の流れが多い場所に設置したこととも、立場が対立している。
光復節を前に、独立記念館長の任命問題と建国節論争が広がる中、竹島の模型が撤去され波紋が広がったことで、ソウル交通公社は政治的な意図はなかったと強調した。
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