ソウルのCOEXで開幕した「2024韓国ディスプレー産業展示会」のブースを見る産業通商資源部のイ・スンリョル産業政策室長(前列右から2番目)(写真=産業部)
ソウルのCOEXで開幕した「2024韓国ディスプレー産業展示会」のブースを見る産業通商資源部のイ・スンリョル産業政策室長(前列右から2番目)(写真=産業部)
ディスプレイ関連企業157社が自社の最先端ディスプレー技術を披露する場が設けられた。

産業通商資源部と韓国ディスプレイ産業協会は14日から16日にかけ、ソウル市内のコーエックス(COEX)で「2024韓国ディスプレイ産業展示会」を開催している。この展示会は、韓国政府とディスプレー業界が最新の技術と製品を紹介し、新しいビジネスチャンスを模索するために毎年開催しているイベントだ。同イベントは今年で23回目の開催になる。

今年は「ザ・フレーム」というテーマで、各社が自社の技術力を披露する。コインほどの1.03インチの大きさに4Kテレビクラスの解像度を実現した拡張現実(AR)用の超小型ディスプレイ、超高解像度で、さらに画面を内外に360度折りたたむことができる画面サイズ6.7インチの折りたたみスマートフォン(試作品)、超大型透明ディスプレイを搭載したレジャー用自動運転車など、ディスプレイの未来像が提示されている。素材・部品・装備分野でもマイクロLEDの性能と製造工程の効率化を大幅に改善した赤緑青積層型LEDなど、さまざまな製品を展示している。採用商談会や貿易商談会、セミナーなど、様々なイベントも同時開催される。米国、日本、中国、タイ、マレーシアから購買意欲を示す12社の企業が参加し、韓国国内の企業との契約を模索する。

14日の午前中に産業部のイ・スンリョル産業政策室長をはじめ、主要な関係者が参加する中で開幕式が開かれた。開幕式ではQD-OLED用の高効率・長寿命のタンデムOLEDの材料・素材開発に貢献したサムスンディスプレイのファン・ジェフン主任研究員など6人が産業部長官賞を受賞した。イ産業政策室長は「韓国の企業がOLED製造の優位性をさらに強固にし、自動車やARなどの新市場に幅広く進出できるよう、政府の支援を引き続き強化する」と述べた。ソウルのCOEXで開幕した「2024韓国ディスプレー産業展示会」のブースを見る産業通商資源部のイ・スンリョル産業政策室長(前列右から2番目)(写真=産業部)
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