独立運動関連団体は、独立運動に関する遺物や資料を保存・展示する独立記念館(忠清南道天安市)の館長人事を巡り、日本による植民地支配を美化する「ニューライト(新保守)」系とされる金亨錫(キム・ヒョンソク)氏が任命されたことに強く反発している。
団体側によるこの日の式典は、光復会を含む37団体からなる「独立運動団体連合」と25の団体で構成された「抗日独立先烈宣揚団体連合」が共同で主管。最大野党「共に民主党」の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表、野党「祖国革新党」の曺国(チョ・グク)代表ら野党関係者約100人も出席した。
光復会の李鍾贊(イ・ジョンチャン)会長は演説で「近ごろ真実に対する歪曲(わいきょく)と親日史観に染まった低劣な歴史認識が幅をきかせ、韓国社会を混乱に陥れている」と述べ、金氏の任命に抗議するために式典を別に開催したと説明した。また、「一国の歴史意識とアイデンティティーが揺らげば国の基調が揺らぐ」としながら「歪曲された歴史観が大手を振り、歴史をおろそかにする人々が歴史を扱って教育現場の前面に登場している」と批判した。
韓国政府が樹立された1948年8月15日を現在の「光復節」ではなく「建国節」に制定すべきだとするニューライト系の主張に対しては「日帝強占を合法化し、独立運動の歴史を根こそぎ否定することになる」と指摘した。
李氏は「光復の誇らしい歴史を越えてわれわれが進む挑戦は朝鮮民族統一の道」として、自主、平和、民主の原則に基づき朝鮮半島の恒久的平和と共同繁栄を築かなければならないと強調した。
Copyright 2024YONHAPNEWS. All rights reserved. 40