16日に開かれた発電所長会議で、電力の安定供給態勢の維持を呼びかける韓国水力原子力のファン・ジュホ社長 (写真=韓国水力原子力)
16日に開かれた発電所長会議で、電力の安定供給態勢の維持を呼びかける韓国水力原子力のファン・ジュホ社長 (写真=韓国水力原子力)
最近の猛暑の影響により電力需要が過去最高レベルに跳ね上がっている中、韓国水力原子力が発電所長会議を開き、安定的な電力供給について話し合った。

韓国水力原子力によると、ファン・ジュホ社長が16日、技術副社長と5つの原子力発電本部と15の発電所長を含む主要幹部約40人が参加したオンライン会議を開き、電力需給安定のための態勢維持を要請した。韓国水力原子力は約20基の原発を稼働し、韓国国内の発電量の30%以上を担っている韓国最大の発電公企業で、9月6日までに定められた今夏の電力需給対策期間の現場対応状況を点検するための会議だ。

8月に入って長期間猛暑が続いたことにより電力需要が急増し、電力会社を緊張させている。13日の午後6時に国内の電力需要が過去最高の94.6ギガワットに達した。韓国水力原子力を含めた電力会社がこれに合わせて発電量を最大値に引き上げ、ピーク時にも供給予備力を10ギガワット以上持って対応しているが、安心できるわけではない。来週以降には多数の台風が発生することが予想されており、電力設備が被害を受けることによる需給支障の可能性がある。

この日の会議の参加者らは、台風などの予期せぬ自然災害に備え、原発を安定的に運転できるよう絶えず確認し、点検することを約束した。ファン社長は会議の参加者に「連日猛暑が続いており、安定的な原発運転による電力供給がいつにも増して重要になっている状況」と述べ、「残りの電力需給対策期間も緊張の糸がほどけることなく現在の態勢を維持してほしい」と呼びかけた。
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