「消火器でも無駄」 消防隊員49人投入されたテスラ電気自動車火災=韓国
「消火器でも無駄」 消防隊員49人投入されたテスラ電気自動車火災=韓国
最近、韓国インチョン(仁川)チョンラ(青羅)のあるマンションで電気自動車火災事故が起き、電気自動車への関心が傾く中、キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市のある駐車場に駐車されていたテスラの電気自動車から火災が発生した当時の状況が伝えられた。

17日、京畿消防災難本部などによると、前日午後7時40分ごろ、京畿道龍仁市キフン(器興)区の道路に停められていたテスラ電気自動車下部から煙が出て火炎が発生した。

該当車両は充電中ではなかったが、バッテリーの過熱により火災が発生したと見ている。

社会関係網サービス(SNS)やオンラインなどには、煙が出てから火災が発生する状況が捉えられた映像と目撃談が共有された。車の持ち主が先に消火器で消そうとするが、火種は減らずむしろ燃え広がる姿だった。

これを視聴したというA氏は「テスラに煙が出るところから最後までみたが、あっという間に(火が)ついた」とし「車の持ち主が、煙が出た時から消火器を使用していたが役に立たなかったようだった」と伝えた。

あっという間に車両は炎に包まれ、消防当局には関連する通報がさらに20件余り寄せられた。

消防当局は現場に出動し、消防隊員49人とポンプ車など40台余りを投入、窒息消火蓋と移動式消火水槽を設置し消火活動を行った。

火災発生から4時間後の午後11時53分ごろ鎮火に成功し、人命被害は発生しなかった。

現在、消防当局は正確な火災原因を調査している。

一方、韓国政府は仁川のマンションでの電気自動車火災事故後、メーカーに電気自動車バッテリー情報を公開するよう勧告した。

テスラがこの日、国土交通部に提出したバッテリー製造会社の公開資料によると、テスラのモデル3とモデルYには、LGエナジーソリューション、日本のパナソニック、中国のCATLのバッテリーが搭載されている。モデルXとモデルSには、パナソニックのバッテリーが使用されていることが明らかになった。

テスラ側はこれについて、世界最高水準のバッテリー管理システム(BMS)を通じて電気自動車の火災リスクを最小限に抑えており、2012年から2022年までの間に1億3000万マイル(約2億km)ごとに約1件の車両火災事故が発生したと付け加えた。
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