李氏は6月に代表を辞任したが、これは党の規定上、再選を目指すには一度辞任する必要があったため。
今回の代表選には李氏のほか、閣僚経験もある金斗官(キム・ドゥグァン)元慶尚南道知事ら計3人が立候補したが、党員や代議員による投票のほか、世論調査などを反映した選挙で李氏が85.4%の得票を得て圧勝した。2年前の代表選で獲得した77.7%を上回り、同党の代表選では最高となる得票率を記録した。
同党系列の政党の代表が再任を果たしたのは1995年から2000年にかけて新政治国民会議の総裁を務めた金大中(キム・デジュン)元大統領以来となる。
4月の総選挙で党を大勝に導いた李氏は代表に再選出されたことで、次回大統領選挙(2027年)に向けて政治的地位をさらに固めたことになる。
ただ同氏を巡っては「司法リスク」がつきまとう。ソウル郊外・京畿道城南市の市長だった時代の都市開発事業を巡る不正疑惑や選挙中の虚偽事実の公表疑惑、偽証教唆疑惑など4件で起訴されており、このうち10月に2件の判決が出る可能性がある。
判決次第では李氏の政治生命にかかわるため、与党「国民の力」も共に民主党のアキレス腱と見て攻勢を強める見通しだ。
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