駐車中のパトカーの後部座席に入った女性…遺体で発見される=韓国
駐車中のパトカーの後部座席に入った女性…遺体で発見される=韓国
家出届けが出されていた40代女性が交番のパトカーの中から遺体となって発見された中、この女性は猛暑の中で36時間、パトカーの中にいたことが確認された。

19日キョンナム(慶南)ハドン(河東)警察署によると、今月17日午後2時ごろ、河東郡チンギョ(辰橋)交番の駐車場に止められていたパトカーの後部座席からAさんが遺体となって発見された。別の通報を受け出動するためパトカーのドアを開けた警察官がAさんを発見した。

Aさんは15日午後に自宅を出た後に連絡が途絶え、17日午前11時ごろ家族から家出届けが出された状態だった。

警察によると、Aさんは16日午前2時ごろ駐車されたパトカーの中に入り、36時間車内にいた。発見当時、特別な外傷はなかった。

CCTV(防犯カメラ)を通じAさんがパトカーに向かう様子を確認した警察は、「直接的にドアを開けて入ったことは確認されず、車の横のほうから入ったとみられる」とし、「このパトカーは緊急出動時にのみ使用される予備用車両で、女性がパトカーに入った事実はわからなかった」と説明したと伝えられた。

当時、パトカーのドアはロックされておらず、外からは開けることができた。しかし犯罪容疑者が走行途中にドアを開けて飛び降りるなどの逃走を防ぐため、後部座席は中から開けることができなくなっていた。

また、前方座席と後部座席の間には安全のための仕切りがあり、前方座席に移動することもできない状況だったとみられる。

河東郡は先月23日から猛暑警報が続くほど厳しい暑さが続いたたため、Aさんが車内に長時間閉じ込められ死亡した可能性が提起される。Aさんが発見された17日午後2時、河東地域の気温は34度を記録した。

警察は19日に遺体の解剖を実施する一方、パトカーのドアがロックされていなかった理由など正確な事故の経緯を調査する計画だ。

警察庁訓令の警察装備管理規則第96条、車両の管理には「車両を駐・停車する際にはエンジン始動停止、キーの分離除去、車両ドアをロックするなど盗難防止に留意しなければならず、犯人などからの強奪や襲撃などに備えなければならない」と規定されている。また、勤務交代時に先任勤務者は車両の清潔状態、各種装備の正常作動の有無などを点検した後、次の勤務者に引き継がなければならない。
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