両氏が表敬訪問や立ち話ではなく、議題を設定して正式に会談を行うのは今回が初めて。
韓氏は党非常対策委員長就任直後の昨年12月29日、李氏を表敬訪問し、約20分言葉を交わしたことがある。あいさつ程度で懸案などについての議論はなかった。
具体的な議題や同席者などについては、まだ合意に至っておらず、調整を続けるものとみられる。
会談では国民生活を巡る懸案が幅広く扱われるとみられる。海兵隊員の殉職事故を巡って捜査に圧力がかけられた疑惑を特別検察官に捜査させる法案など意見の隔たりが大きい問題も議題になるか注目される。
前日に党代表の再任を決めた李氏は、韓氏に対し党首会談を開催し、特別検察官任命法案について議論しようと呼び掛けた。
共に民主党が推進する国民1人当たり25万ウォン(約2万7000円)の商品券を支給する内容の法案も議題になる可能性がある。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は先ごろ、野党主導で可決した同法案について再議要求権(拒否権)を行使した。
韓氏はこの日、記者団に対し、繰り返される弾劾訴追と特別検察官による捜査に関する法案により疎かになっている国民生活に関する問題を解決するべきだとし、党首会談ではこれを議題にするべきだと述べた。
李氏も党幹部会議で「国民生活の問題と政局の懸案について虚心坦懐(たんかい)に議論することを期待する」と述べた。
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