当時、ドライバーは「ブレーキが作動しなかった」と主張したが、国立科学捜査研究院は「最初からエンジンがかかっていなかった」という鑑定結果を出した。
5月15日午後4時15分ごろ、慶尚北道亀尾市桃開面新谷里のムンス(文殊)寺前の下り坂道路で、A氏(64)が運転していた車が歩行者4人に衝突した。
この事故で60代の男性2人と50代の女性1人が死亡し、別の50代の女性1人が大けがをした。彼らは夫婦で寺を訪れた際に被害に遭ったことが分かった。
このうち、死亡した夫婦は、娘の結婚式を10日後に控えていたことが明らかになった。
A氏の同乗者である60代女性2人も軽傷を負った。当時、事故はA氏の車が約35度の急傾斜道路でブレーキが破損し、道に突っ込んだものと推定された。A氏も「エンジンをかけてブレーキを踏んだが作動しなかった」と警察に供述した。
しかし、国立科学捜査研究院は、エンジンが切れたまま下り坂を走ったものと見られるという鑑定結果を出した。
20日、SBSによると、事故前に斜面に駐車されていたA氏の車は、左方向に発進し、急に左右を行き来して下り、歩行者4人に衝突して道路脇の小川に落ちた後に止まった。
事故記録装置(EDR)と車両の防犯カメラにはエンジンの回転が感知されておらず、ブレーキ灯ががついていない姿も周辺の車両の防犯カメラに映っていた。
警察は、A氏が車のキーを半分ほど回して電源が入ると、エンジンがかかったと勘違いし、ギアを走行に変えたことで車が動いたと把握した。
検察もA氏に過失があると判断し、在宅起訴した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88