ハッシュリボン指標、ビットコインマイナーの投売りを終え、市場再参入を示唆

ビットコインのマイナーが投売りを終えて市場に再参入しているという分析が出た。

オンチェーン分析プラットフォームのCryptoQuant(CryptoQuant)のデータによると、30日と60日移動平均を使用してマイニングの難易度と財政的困難を測定する指標であるハッシュリボン(Hash Ribbons)指標は、マイナーの投売りが終わった可能性を示唆している。

同指標の30日移動平均線が60日移動平均線を上抜けた場合、これはマイナーがより効率的なマイニング設備に切り替え、市場に再参入したことを意味し、マイナーの投売りの終了を示している。

CryptoQuantによると、このシグナルは、多くの場合、ビットコインの価格安値と一致し、投資家がより有利なタイミングで市場に参入する機会を提供するという。

先月11日、ビットコインマイナーは2024年以来、最も低い1日の収益を記録し、マイナーが直面している収益圧迫を示している。

単一のビットコインを正常にマイニングするために必要な計算能力を測定する指標であるビットコインのマイニング難易度は、1日に90.66兆に達し、過去最高値を更新した。 その後、難易度は86.8兆に若干低下し、調整されたが、依然として歴史的な難易度と比較して非常に高い水準を維持している。

難易度の上昇はマイナーの利益率を低下させ、マイナーハッシュプライス（マイナーの収益性を測定する指標）が36ペタハッシュ/秒（PH/s）以下の記録的な低水準まで下落した。その後、マイナーのハッシュ価格は毎秒約40ペタハッシュ(PH/s)レベルまで反発したが、このレベルも歴史的な安値に危険なほど近い水準である。