月のクレーターの名称に対し、韓国が提案して朝鮮時代の学者の名前が付けられた初の事例となる。月ではこれまで計1659のクレーターに対し、名前がつけられている。
慶熙大学の研究チームは、同研究に参加した米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校の科学者との共同研究中、このクレーターに名称がないことを発見し、今回の申請に至った。
研究チームはクレーターが発生する際の衝撃エネルギーによる月表面の磁場の変化に関する研究を行っていたが、ナム・ビョンチョル・クレーターもその研究対象のうちの一つだったという。
慶熙大学の関係者は「韓国の月探査船『タヌリ』が低軌道での観測を行うなかで、ナム・ビョンチョル・クレーターのさらなる観測を通じ新たな研究につなげられるだろう」と述べている。
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