新発見の月のクレーターに「ナム・ビョンチョル・クレーター」と命名=韓国の大学研究チーム
新発見の月のクレーターに「ナム・ビョンチョル・クレーター」と命名=韓国の大学研究チーム
キョンヒ(慶熙)大学は、宇宙探査学科のタヌリ磁場搭載設備研究チームが国際天文学連合に対し、国際的な協力を得た研究で発見した月の裏側にある特殊な磁場の特性を持つ名のないクレーターの名称として、朝鮮時代の天文学者で数学者の名前「ナム・ビョンチョル(南秉哲)」を申請したと発表した。同連合は最終審査を経て14日、クレーターを「ナム・ビョンチョル・クレーター」と名付けた。

月のクレーターの名称に対し、韓国が提案して朝鮮時代の学者の名前が付けられた初の事例となる。月ではこれまで計1659のクレーターに対し、名前がつけられている。

慶熙大学の研究チームは、同研究に参加した米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校の科学者との共同研究中、このクレーターに名称がないことを発見し、今回の申請に至った。

研究チームはクレーターが発生する際の衝撃エネルギーによる月表面の磁場の変化に関する研究を行っていたが、ナム・ビョンチョル・クレーターもその研究対象のうちの一つだったという。

慶熙大学の関係者は「韓国の月探査船『タヌリ』が低軌道での観測を行うなかで、ナム・ビョンチョル・クレーターのさらなる観測を通じ新たな研究につなげられるだろう」と述べている。



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