「岸田首相、来月訪韓か」韓国大統領室「いつでも会う意向」
「岸田首相、来月訪韓か」韓国大統領室「いつでも会う意向」
岸田首相が来月初めに訪韓する可能性があるという報道に対し、韓国大統領室が日韓首脳会談の可能性を示唆した。

 大統領室関係者は20日、岸田首相の訪韓説について、「岸田首相の自民党総裁選挙不出馬決定前から日本側が訪韓意思を表明しており、不出馬発表後も関連した議論があったが、まだ決定された事項はない」と述べた。その一方で「ユン大統領は日韓シャトル外交の次元でいつでも岸田首相に会う意向はあり、今後決定した事項があれば公示する」と明らかにした。同日、日本の共同通信は消息筋の話として、来月末に退任を控えた岸田首相が来月初めに韓国を訪れ、ユン大統領と安保協力などについて話し合うと報じた。消息筋は特に日韓国交正常化60周年を控え、北朝鮮の核抑制と日米韓3国の協力強化が主な議題に上がると伝えた。ただし、共同通信は最近、日本の佐渡鉱山がユネスコ世界文化遺産に登録される過程で、日本が朝鮮人の佐渡鉱山強制労働の事実をきちんと明らかにしなかったという韓国内の批判のため、韓国政府が岸田首相の訪韓を否定的に判断する可能性もあるとした。

 ユン大統領と岸田首相は、前政権で硬直していた日韓関係を友好的に改善したという評価を受けている。国防や外交・産業などの分野で日米韓協力を制度化した昨年のキャンプデービッド首脳会議が代表的な成果だ。両者はこの2年間だけで11回も会談した。先週、自由民主党総裁と首相の続投放棄を宣言した岸田首相は、自身の代表的な功績として日韓関係改善を挙げ、「来年は日韓国交正常化60周年になる年で、日韓関係正常化をより一層確実なものにしなければならない」と話した。

 韓国大統領室の関係者は先週、記者団に対し、「日本の首相交代の有無とは関係なく、岸田首相と韓国の大統領がともに成し遂げた両国の協力、そして日米韓の緊密な協力は今後も揺らぐことなく続くと確信している」と述べた。
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