冷却水ハブモジュールは、EVのバッテリーをはじめとした駆動系部品と電装品の熱を効率的に管理できるよう支援する部品だ。これによりバッテリーのほか、モーターやインバーターなどの駆動部品も適切な温度を維持できる。現代ウィアは韓国の自動車部品メーカーでは初めて同様の開発に成功し、2023年5月から量産している。これまでにもスポーツタイプ多目的車(SUV)「コナ・エレクトリック」や、大型SUV「EV9」に搭載されてきた。
現代ウィアは冷却水ハブモジュールを高度化してモーターやバッテリーだけでなく、車内の温度まで含めたEV全体の熱管理を行うシステム(ITMS)も開発中だ。2025年下半期から量産に入る。ITMSは自動車の冷・暖房に使われる冷媒システムから、暖房・換気・エアコン(HVAC)、コンデンサー、ラジエーター、ファンモジュール(CRFM)までを統合したものとなる。現代ウィアの関係者は「空調関連のさまざまな製品を一つに統合したITMSにより、車内の活用度を高めると同時に車体の重さを減らし、平均13.3%以上の部品改善効果にもつなげられる」と話している。
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