7月11日、米国防総省で「朝鮮半島核抑止・核作戦指針」に署名する韓米国防当局の高官(韓国国防部提供)=(聯合ニュース)
7月11日、米国防総省で「朝鮮半島核抑止・核作戦指針」に署名する韓米国防当局の高官(韓国国防部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国のバイデン大統領が北朝鮮と中国の脅威に重点を置いた核兵器使用指針の変更を承認したとの報道について、韓国の外交部当局者は22日、記者団に「韓米はいかなる北の核脅威も効果的に抑止し対抗できる実戦的な能力と態勢を備えていく」と述べた。

 また、「韓米は高度化する北の核とミサイル脅威に対し、核協議グループ(NCG)を中心に拡大抑止の実行力を引き続き強化しながら朝鮮半島と域内の平和と安定に寄与している」と表明した。ただ、新たな核兵器使用指針について具体的には言及せず、韓米の北朝鮮核への対応にこの指針がどう適用されるかに関しては答えなかった。

 米紙ニューヨーク・タイムズはバイデン大統領が3月、中国と北朝鮮、ロシアが核戦力で協力を深める可能性に対応する内容が盛り込まれた核兵器使用指針への変更を承認したと報じた。報道に対し、中国は「米国が世界最大の核の脅威」と反発した。


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