大統領室のチョン・ヘジン報道官はこの日、大統領室の会見で、「賢明な国民の皆さんは、時代遅れの親日や戒厳令などの扇動には、これ以上だまされないだろう」と述べた。
独島を消し去るという批判については、「(独島を消し去るという)存在しないことをなぜ野党が疑うのか、その意図を問いたい」とし、「独島は歴史的に、地理的に、国際法上においても我が領土である」と反論した。
また、「実質的に支配している我が領土について、最大野党が独島の主権を疑っていることのほうが大きな問題だ」と強調した。
地下鉄駅や戦争記念館にある独島の造形物を撤去したことについても、造形物が古くなり再設置のための措置だと説明した。
チョン報道官は「地下鉄駅の造形物は制作してから15年が、戦争記念館の造形物は12年が過ぎたもので、色あせて老朽化した。地下鉄駅の造形物は独島の日に合わせて新しい物に置き換え、戦争記念館では6つの展示物をすべて回収し、修復した後で再設置する予定」と付け加えた。
続けて「独島を消し去ろうとする政府が、年に2回も独島を守るための訓練をするのか」と問い返した。
そして、「今月に入り民主党が会見や論評の中で、親日を言及した件数だけで33件に達している。親日フレームの攻勢を続けるために独島まで引っ張り出す姿を見ていると、公党として相応しいのか、国益に対する思慮があるのか疑問が湧いてくる」と指摘した。
チョン報道官は現政権が戒厳令を準備しているという民主党の主張に対しても真っ向から反論した。チョン報道官は「過半数の議席を得ているのに、戒厳令の怪談に依存するような政治を行っている。状況に応じ、言い訳ばかりを並べている」と批判した。
さらに、「このような消耗的な論争が果たして国民の生活にどのような助けになるのか」と強調した。
この日、大統領室は今年第2・4四半期に入り政府と家計の負債総合が3000兆ウォンを超えたことに関連して、「尹政権では、国内総生産(GDP)に対する家計負債比率を綿密に管理している」と述べた。
大統領室の関係者は、「前政権と比較するのはどうかと思うが、前政権では(国家負債が)400兆ウォン以上増えた。しかし、2024年の予算基準では120兆ウォンの増加となった」と補足した。
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