京畿南部警察庁の富川ホテル火災捜査本部は27日午前8時55分から捜査官19人を投入し、火災が起きたホテルと経営者およびマネージャーA氏の居住地、ホテルの消防点検を担当してきたB社の事務所など4か所に対する家宅捜索を実施していると明らかにした。
警察は火災初期対応の過程に関与したA氏を業務上過失致死傷の容疑で追加立件した。これにより、この事件の立件者は経営者2人を含む3人に増えた。
B社は過去からこのホテルの自主消防点検を担当してきたと伝えられた。このホテルはことし4月にも自主消防点検を実施し、その結果を富川消防署に報告していたが、当時は指摘事項が1つもなかったため、点検が形式的に行われていたのではないかとの指摘も出ている。
警察は家宅捜索を終え次第、押収物の分析を通じ火災発生の経緯および人命被害が拡大した経緯などを集中的に調査する方針だ。
また、警察は現在までに事故の生存者や目撃者、社員ら24人に対する参考人調査も実施した。
これに先立ち、警察は国立科学捜査研究院から死亡者7人に対する遺体解剖を依頼し、「死亡者のうち5人は一酸化炭素中毒による死亡、残りの2人は転落による死亡とそれぞれ推定される」との口頭所見を伝えられたという。
今回の火災は22日午後7時34分ごろ、富川市チュン(中)洞のホテルで発生し、7人が死亡、12人が負傷した。火はホテル全体には広がらなかったものの、内部に有毒ガスが急速に広がった上、客室にスプリンクラーが設置されていなかったため被害が拡大したと分析された。
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