韓国の市民団体は今年5月、ソウル市内で中国による脱北者の強制送還中止を求めて記者会見を行った=(聯合ニュース)
韓国の市民団体は今年5月、ソウル市内で中国による脱北者の強制送還中止を求めて記者会見を行った=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は27日、脱北者15人が中国で逮捕・拘禁されたとする民間団体の情報について、事実関係を確認中だと発表した。 

 同部の当局者は記者団に対し、米政府系のラジオ自由アジア(RFA)が韓国の団体「キョレオル統一連帯」の張世律(チャン・セユル)代表の話として報じた情報に関し、同団体に事実関係を確認していると述べた。

 この当局者は「いかなる場合でも海外に滞在する脱北者が自由意思に反して北に強制送還されてはならないというのが政府の立場だと重ねて申し上げる」と強調した。

 RFAは26日(現地時間)、韓国に向かおうとした脱北者15人が21日、東南アジアと国境を接する中国の雲南省昆明で公安当局に検挙され、吉林省で拘禁されていると報じた。

 昆明は東南アジアから韓国入りしようとする脱北者の主な経由地として知られている。 


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