HD韓国造船海洋がフィンランドの燃料電池企業を買収、7200万ユーロを投資=韓国
HD韓国造船海洋がフィンランドの燃料電池企業を買収、7200万ユーロを投資=韓国
造船大手のHD韓国造船海洋は、燃料電池事業を手掛ける子会社のHDハイドロジェンがフィンランド企業コンヴィオン(Convion)を、約7200万ユーロ(約115億8378万円)で買収したと発表した。コンヴィオンは2012年に設立された、固体酸化物形燃料電池(SOFC)と固体酸化物形電解セル(SPEC)の専門企業だ。

国際エネルギー機関(IEA)と国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、燃料電池と水電解市場は、陸上風力発電を中心に毎年平均30%ずつ成長し、2030年には17兆ウォン(約1兆8485億円)に達する展望だ。

HD韓国造船海洋はツートラック戦略を通じて、市場をリードしたい考えだ。現代グループにおいて、HDハイドロジェンが韓国の発電用と船舶用の燃料電池事業を担当する一方、コンヴィオンは燃料電池の中核技術の開発、および欧州事業を推進する方式をとる。これに先立ちHD韓国造船海洋は、燃料電池事業を効率的に推進する目的で1400億ウォン(約152億1816万円)を出資し、HDハイドロジェンを設立した。

HD韓国造船海洋の関係者は「HD現代は燃料電池や水電解関連技術だけでなく、小型モジュール炉(SMR)をはじめとした次世代エネルギー資源の確保に注力している」と述べた。


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